クイントオーラルインフォメーション2025
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0月3年月3年月3年月3年月3年月3年月3年月3年月3年月3年月3年3ク イ ン ト ・ オ ー ラ ル ・ イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン◀こちらのQRコードから参加登録が可能.QUINT ORAL INFORMATIONもに福岡県開業)が中心になって進めてくださいましたフィリピン参加していました。その当時から、“ 日本臨床歯周病学会でもやりたいな”と長い間思っていた企画です。すでに私の所属する関東支部では始めておりますが幸いなことに軌道にのってきた様子であり、これを年次大会や各支部でも継続して行っていこうと考えています。内容は、“こういう患者さんが来院したらどのように治療しますか”という設定に対して、班ごとに話し合って診断のうえ治療計画を立案していただき、優秀な班には発表してもらうセッションとなります。 振り返れば私も大学を卒業した当初は、一般歯科医の下に就職して歯周病のことはまったくわからずに臨床を行っていました。しかし、その後スタディグループで勉強して、さらに学会に所属したことで、ようやく歯周病の専門的なことを理解できるようになってきました。かつての私のような若手歯科医師の受け皿になるには、学生のころから本会との接点をもっていただくことが重要だと思っています。 また、本会の特長である国際的なつながりにより世界の潮流を感じることができるかと思います。すでに長年にわたって交流のあるAAPのMia L. Geisinger 会長の教育講演をお願いしております。また、台湾歯周病学会とは交流20周年を迎えるので年次大会で記念式典を行いますし、木村英隆前理事長、船越栄次顧問(と歯周病学会との提携も完了し、各学会より会員発表をいただく予定になっております。 その他、本大会では毎回盛り上がる各支部から選ばれた珠玉の会員発表や、歯科衛生士のケースプレゼンテーション、ポスター発表などの企画も引き続き多数実施します。――発足から43年を経過した学会としての果たすべき役割につい石谷 歯周病で悩む人、歯周病自体を少なくしていくことが最終目標です。そのためには、会員の治療技術のボトムアップを行い、歯周病の治療ができる認定医と認定歯科衛生士を多数輩出し、ひいては歯周病専門医を増加させることが重要です。しかし一朝一夕には実現できないので、継続的に取り組んでいくことがもっとも重要です。前述のハンズオンの開催など会員へのサービスの向上によりレベルアップを図っていくつもりです。 地域歯科医療は、各地の大学がすべての歯周病の患者を診られるわけではないので、どうしても臨床医が多い学会が主体的にならざるをえないという現実があります。そのため、本会の会員であるという自覚を会員にもっていただき、自身で努力していく雰囲気作りも大切です。会員のレベルアップを図っていき、歯周病にかかったらあるいは予防の段階から本会の会員に診てもらう流れを作っていきたいと思います。――日本臨床歯周病学会の今後の展望についてお聞かせください。木村 学会の定款にもありますように「歯周治療を広く社会に定着させ豊かで健康な国民生活の増進に寄与することを目的とする」ことを使命としています。それをさらに徹底していくことが最大の目標です。 そのため、これまでは市民公開講座を年次大会以外で年 1 回、地方で行っていましたが、多くの一般市民に参加してもらうため東京で行いたいと思っています。歯周病と全身疾患との関連性や予防歯科の重要性など、周知したい項目は多いので、そのきっかけになれるよう尽力していきます。――本日はありがとうございました。てお聞かせください。2 0 2 12 0 2 22 0 2 32 0 2 42 0 1 42 0 1 5▲日本臨床歯周病学会の会員数の推移。正会員;歯科医師など、準会員 A;コデンタルスタッフなど、準会員 B;大学病院に勤務する歯科医師など。▶日本臨床歯周病学会主催ハンズオンセミナーの概要.2 0 1 62 0 1 72 0 1 82 0 1 92 0 2 0■正会員 ■準会員 A ■準会員 B600050004000300020001000 会員動向数歯周病で悩む人のために会員の治療技術のボトムアップ多くの国民にとって必要とされる学会づくり

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