12341234567869口蓋側の一部と頬側根が見える。隣接面となり歯冠は見えない。February 2025 vol.49口蓋根頬側根が見える。口蓋根が見える。舌側根歯槽骨頂舌側咬頭頬側咬頭65口蓋根頬側根78Contents 右の図では、1歯単位を細かく診断するための具体的な方法について6を例に挙げて示しています。 デンタルエックス線写真では、頬舌的にすベての情報が写っているため2次元的に歯や歯根、歯槽骨の状態をより詳しく確認することができます。一方で、頬舌側の方向からの判断は難しいため、すべての情報を把握できるわけではありません。 その点、CBCTは断面を切り取っていることから、見えにくい部分を別の角度から詳しく確認することができます。断面を切り取ることにより、一部の断面の正確な診断が可能となります。しかし、頬舌的に正確に断面を合わせなければ、目的とする所見を得ることができないことも事実であり、読影にあたって断面を切り取るステップが必要となります。これらの画像情報をどう組み合わせて使うかをイメージし、日常臨床の流れを作ることが大切です。頬舌的なすべての情報舌側咬頭の直下には口蓋根が存在する。真ん中なので根分岐部が見えていて歯根は見えない。隣接面となり歯冠は見えない。頬側には2根存在する。[前編] まずは原理原則を知ろう[中編] 読影の方法を知ろう[後編] 実際の症例で、読影してみようデンタルエックス線写真は頬舌的なすべての情報が写っているCBCTは断面を切り取っている(0.1~0.5mm)P.70Part3 CBCTではどういう手順で読影するのか?P.74Part4 CBCTでは正常像はどのように見えるのか?2024年10月号掲載2025年6月号掲載予定デンタルエックス線写真とCBCTの違い中編講座読影の方法を知ろう
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