歯科衛生士 2025年3月号
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!るえ流れと道具をセットで覚う蝕治療のアシスタントマニュアルTOPIC治療の流れをつかめば、必要な器具もわかる!95本特集で紹介している治療の流れや道具は筆者の臨床をふまえた一例です。各医院の環境や方針等によって異なる部分もありますので、参考情報としてお読みください。狩野法子Noriko KARINOワラッテ歯科衛生士トレーニングアカデミー・歯科衛生士 新人歯科衛生士さんや未経験歯科助手さんのなかには、歯科医師が何をしているのか、アシスタントとして自分は何をすればいいのかがわからずに困っている方も多いのではないでしょうか。とくに未経験で働き始めた歯科助手は、覚えることの多さに挫けそうになるかもしれません。しかし、歯科医院の仕事の大半はルーティンが基本です。う蝕の治療は、患者さんが違っても治療の手順は同じです。なかには、歯科医師に注意されることでストレスを感じる方もいますが、器具の名前を忘れてしまっても手順が頭に入っていれば、「もしかしたらあれかな?」と想像力を働かせてアシストすることができるようになります。「準備をして、アシストして、片付ける」を流れとして体で覚えると自然と動けるようになります。 今回は一般の歯科医院でもっとも多いう蝕(むし歯)治療のうち「CR充填」「印象採得」「根管治療・根管充填」の3つについて、治療の流れや器具の準備などをご紹介します。撮影協力こどもの歯科 [東京都]大野歯科クリニック [東京都]Illustration:浅水シマMarch 2025 vol.49

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