歯科衛生士 2025年4月号
3/9

Contents斎藤隆輔Ryusuke SAITOさいとうデンタルクリニック[秋田県]院長・歯科医師April 2025 vol.49 筆者は、歯科医師になり20年経ちますが、口腔内写真撮影を始めた最初の頃は時間もかかりましたし、上手に撮れませんでした。患者さんにも苦労や迷惑をかけた時もあります。ですので、今でも「患者さんに不快な思いをさせていないか?」「痛い思いをさせていないか?」と気にかけながら口腔内写真を撮影しています。 口腔内写真は貴重な資料ですが、だからといって無理やり撮影すると患者さんは嫌な気持ちになります。患者さんを不快にさせることなく、すばやく、ていねいに撮影することが重要で、そのために欠かせないのはアシスタントワークだと筆者は考えます。 撮影のテクニックを学ぶコンテンツは他にもたくさんありますが、アシスタントワークに特化したものはほとんどありません。撮影のテクニックと同じく大事なテクニックですので、本特集をつうじて学んでいただけたらと思います。 前編では、アシスタントワークの重要性や撮影スタイル、口角鈎(リトラクター)の選び方と圧排について解説し、後編ではミラーワークとアシスタントの連携について解説します。添付した動画も視聴してもらえると嬉しいです。[前編] 口角鈎による圧排[後編] ミラーワーク71アシスタントワークは、スムーズな口腔内写真撮影に不可欠P.72Introduction 皆さんの医院ではどう撮影していますか?P.74Part1 アシスタントワークで意識する5つのことP.76Part2 口角鈎にこだわるP.78Part3 圧排にこだわる次号掲載予定特集2おさえるポイントを知れば、口腔内写真撮影は楽になります。アシスタントも楽撮影者も楽患者さんも楽ここで差がつく!私たちのコンセプト前編口角鈎による圧排アシスタントワーク

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る