特集126 歯科衛生士が患者さんの口腔内をみる際、どうしても「う蝕の有無」や「歯肉の状態」にばかり目がいきがちです。しかし、患者さんの口腔環境を長期的に維持するためには、骨格/咬合の違いによって「喪失しやすい歯」や「予後が変わるリスク」があることも理解しておく必要があります。 そこで本特集では、まず知識編にて、歯科衛生士が知っておきたい骨格/咬合タイプの組み合わせによる 9 つの分類を解説します。各タイプの攻撃力(生体を破壊する力)と守備力(生体の適応力)について理解を深めましょう。また、次号の症例編では、メインテナンス時に確認すべきポイントなど、実際の臨床で注意すべき点について、より詳しく・より具体的に解説する予定です。メインテナンスの質を一段階引き上げる視点として、ぜひ本特集をご活用ください。骨格が語る、未来のリスクで考える守備力攻撃力骨格タイプ別 リスク
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