歯科衛生士 2025年11月号
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 歯周治療を行っていくにあたり、歯科衛生士の役割はたいへん重要です。しかし、熟練した歯科衛生士でも歯周ポケット内のSRPは盲目的に行う部分が多く、かなりの高率で歯石の取り残しが認められると言われています1,2。そのため、重度の歯周病患者では歯周外科治療を行うことで歯周病の進行抑制や大きな改善を見込めるケースも多くあります。 今回は、歯肉の性状の違いや、歯周外科治療後の治癒形態の違いを理解していただくとともに、その後のメインテナンス時に気をつけておくべきポイント整理して、今後の臨床に役立てていただくことを目的として解説します。特集1歯周外科治療後の治癒形態の違いメインテナンスで注意したい山崎章弘Akihiro YAMASAKI山崎歯科□□□□□[山口県]理事長・歯科医師□□□□1PARTIllustration:関上絵美・晴香歯周組織の構造P.28〜26

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