歯科衛生士 2025年11月号
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上顎前突:出っ歯標準下顎前突:受け口ローアングル□短頭型Skeletal2Low angleSkeletal1Low angleSkeletal3Low angle標準Skeletal2NormalSkeletal1NormalSkeletal3Normalハイアングル□面長型Skeletal2High angleSkeletal1High angleSkeletal3High angle前号のおさらい歯下顎上顎 前号の知識編では、骨格/咬合の組み合わせによる9つの分類のうち、外側に位置するタイプ(Low angle、High angle、骨格2級、骨格3級)が抱えやすいリスクについて解説しました。これらのタイプは、守備力よりも攻撃力が優位になりやすく、病的咬合の状態に傾きやすいことが特徴です(知識編参照)。なかでも、9分類の「四隅」に該当するタイプは、骨格/咬合において、前後的にも上下的にも、正常から外れた特徴を併せ持ち、リスクが重なり合うことで、特に注意が必要なパターンといえます。 本編では、9分類の外側に位置するタイプが、それぞれどのようなリスクを抱えているのか、臨床における注意点とあわせてさらに具体的に学んでいきましょう。歯槽骨・顎関節が脆弱守備力(適応力):小犬歯D型ガイドで、臼歯離開が小さい攻撃力(咬合力):大犬歯ガイドなし(臼歯ガイド)攻撃力(咬合力):特大守備力(適応力):小咀嚼筋の発達攻撃力(咬合力):大Skeletal2Low angleHigh angleSkeletal3(文献1□□引用改変)73November 2025 vol.49

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