歯科衛生士 2025年11月号
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[第10回]□□□□(全部被覆冠)□種類説明のPOINT説明の POINT□□□□□□□(銀歯)□、保険□作□□長持□□□P.50患者説明用シートCAD/CAM冠□、保険適用□部位□□□白□□□□物P.52陶材焼付鋳造冠(□□□□□□)□、強□□白□□兼□備□□□□P.53□□□□□□□□□□□□□□□□、白□□強度□高□P.54□□□□□□□□□□(□□□□□□□□□□□□)□、天然歯□近□美□□患者□□□希望□口腔内□条件□□□□□□□□□□種類□説明□□□□□。クを組み合わせた陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)、天然歯に近い審美性と強度を兼ね備えたモノリシックジルコニアクラウン、審美性に優れるレイヤリングクラウン(オールセラミックフレーム)、そして耐久性に優れたゴールドクラウンなどがあります。それぞれにメリットとデメリットがあり、患者さんの希望や口腔内の条件によって最適な種類が選択されます。 今回は、歯科衛生士がクラウンの種類を患者さんに説明するときに役立つ「説明用台本」を提示します。限られた診療時間のなかで患者さんの理解を助けるためには、ポイントを押さえたシンプルな説明と、必要に応じて踏み込んだ詳しい説明を使い分けることが重要です。 クラウンの種類や特徴を正しく理解し、患者さんの不安や疑問に応えられる説明力を養うことは、日常臨床での信頼構築につながります。本稿を通じて、そのための具体的な言葉の引き出しを増やしていただければ幸いです。 う蝕や歯の破折などで大きく歯質を失った場合、残っている部分だけでは十分な強度を確保できません。その際に選択される治療方法のひとつが「クラウン(全部被覆冠)」です。クラウンとは、失われた歯の形態や機能を補うために、人工的な歯のキャップを歯全体にかぶせる修復物のことを指します。クラウンを装着することで、咬む力に耐えられる強度を取り戻すと同時に、見た目の改善や歯列全体の調和も図ることができます。クラウンが適用されるのは、たとえば「う蝕の範囲が広く、詰め物では対応できないとき」「歯の神経を取ったあとで歯質がもろくなっているとき」「歯の大きな破折があるとき」などです。また、歯列や咬み合わせの安定を保つために選択されることもあります。 クラウンにはいくつかの種類があり、使用される素材や構造によって特徴や適応、保険適用の可否が異なります。代表的なものには、保険診療で広く使われる金属製のクラウン(いわゆる銀歯)、白い樹脂を機械で削り出すCAD/CAM冠、金属とセラミッP.51P.55□□□□□□□□□、適合□□□□□歯□再発□防□□□□Illustration:高村□□□谷尾和正Kazumasa Tanio□□□歯科□□□□□[大阪府]院長・歯科医師49November 2025 vol.49

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