AQ読者読者がが本当本当にに聞きたい 聞きたい 読者読者がが本当本当にに聞きたい 聞きたい 読者の皆さんからいただいた質問に、各特集・TOPICの著者の先生方に答えていただく毎年恒例の人気企画。今回は、2025年上半期(4〜6月号)の記事への回答をお届けします。(編集部)症例検討会□、□□□□□□□□具体案□出□□□□□□□□□□仕方□知□□□□□。Q1Q1症例検討会□□□□、具体的□考察□出□□、主観□□□□□□□□□提案□□□□□□□□対□□□□□□□□□□□教□□□□□□□□□□。 症例検討会では、発表者から「プラークコントロールがなかなか改善しません」という発言が出ることがあります。しかし、その後に具体的な提案が続かず、場が静かになってしまうことも少なくありません。これは、事実(所見)を共有するところで発言が止まり、原因や対応に思考が進まない典型的なパターンです。 このとき、司会や院長の問いかけとサポートによって「どこが・なぜ・どうする」に変換することが大切です。その一言・小さな工夫が症例検討会を“学び合いの場”へと成長させます。主な4つのポイントを示します。①発言を導きやすい問いかけをする “質問力”にはポイントがあります。「どう思う?」ではなく、的を絞った問いかけをしましょう。表1のような小さな問いを挟むことで、「所見」から「原因」「対応」へと自然に思考が進みます。また、「AとBのどちらが優先度が高いと思う?」など選択肢を提示して考えやすくするのも議論を前に進ませるためには効果的です。②主観を活かして具体化する 感想だけの発言でも、そこから広げることができます。たとえば、「痛そうだと思いました」という発言があった場合、「その“痛そう”と感じた根拠は? プロービング値? 出血?」と論点を広げたり、「ケアができてない気がしました」という発言には「どの部分のプラーク付着からそう感じた?」など、主観を“観察と根拠”に変換するトレーニングができるとよいと思います。③提案力を育てるプロセスを仕組む その場で考えて答えるのが苦手なスタッフにはフォーマットを用意するとよいでしょう。発言を図1のように4ステップに分けて考えてもらうようにします。「感じたこと」から一歩進めて、“なぜそう思うのか”“どうすればいいか”まで言葉にする練習を繰り返すイメージです。④チーム全体の雰囲気づくり 発言しやすい空気を整えましょう。大切なのは、否定せず、補足する形で返すことです。また、「私も最初のころは“どう伝えたら患者さんが行動してくれるのか”に悩んだことがあるよ」TOPICA1A1発言□具体化□□□□□□□指導側□声□□□□□□□□肝心□□。長山和枝㈱COCO DentMedical専属□□□□□□□□宇田川歯科医院[東京都] /□□□歯科医院[千葉県]歯科衛生士4月号始□□□□□□□□□□□□□□□□□□! 症例検討会多くの歯科医院で取り組まれている「症例検討会」。知識やコミュニケーション力を養う機会ですが、歯科医院全体の総合力を高めるためにはどのように進めていけばいいか、場の考え方や運営・サポートの仕方について具体的に紹介いただきました。Illustration:飛田 敏90
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