nico 2024年11月号
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●お口の機能が下がっているかた●お口のネバつきが気になるかた●むし歯予防が目的のかた●歯周病予防が目的のかた歯みがきは、朝食前と朝食後、どっちがいい?13ちなみに、お口のなかの細菌を飲み込んでも問題ありません。2024年12月号よいでしょう●昔は、歯みがきには「口を清める」という意味があったようです。また、1日のうちでもっともお口のなかが汚れている(細菌が多くいる)のは、起床直後です。そのため、朝起きてすぐにみがくのが一般的でした。●昭和40年代ころからは、朝食後が推奨されるようになっていきました。お口のなかのpHが食後に下がることがわかってきたからです。pHが下がることは、むし歯になりやすい環境であることを意味します。そこで下がったpHを上げるために、「食べたら歯をみがく」が基本となりました。●現在は、フッ素配合歯みがき剤の効果を維持する面でも、食後が望ましいとされています。フッ素をできるだけ保つために、食べたら2時間は飲食しないことです。とはいえ、お口の機能が低下しているようなかたでは、食事中のムセを防ぐために、食事の準備運動として食前に取り入れるのもよいでしょう。朝食後にみがくと朝食前および朝食後にみがくとよいでしょう●朝食前の歯みがきにも、大きなメリットがあります。まず、お口の機能が低下しているようなかたでは、食事の準備運動として歯みがきを行うとよいでしょう。また、起床後のお口のなかのネバつきが気になったり、ご飯といっしょに細菌を食べるなんて、と思うかたは、歯みがきでスッキリさせ、朝食後に再度歯をみがくとよいでしょう。解説歯ブラシのあんな・こんなギモン 1ギモンAむし歯予防のためには、朝食後にみがくのが基本です。

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