nico 2025年4月号
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くちびるほおお口の機能の発達の遅れを取り戻すには、舌や唇などお口のトレーニングが効果的で、そうした指導を歯科で行うこともあります。でもそれ以前にまず親御さんに意識を向けてほしいのが、日常の「食べること」の見直しです。の機能を育てるいちばんの訓練は、「毎日の食事」です*。お子さんは、がぶり、もぐもぐ、ごっくんと繰り返すことで唇や舌・頬の筋肉、のどの上手な使い方を自然に獲得し、習熟していきます。では次ページから、お口を育てるために大切な「食べる姿勢」についてご説明しましょう。しかし、「食べること」にはきちんとしたフォームがあります。野球のピッチャーにきれいな投球フォームがあるように、じつは「食べること」にも適切な姿勢があるのです。よい「食べる姿勢」で食事をすることが、お子さんのお口の健全な成長につながります。2025年4月号*ただし、発達障害が原因となっている場合は、専門家の介入が望ましいです。17お口を育てる基本は「食べる」こと お口

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