し根膜そうこつこんまく移動前移動中移動中移動後41イラスト4写真提供:西井 康先生(東京歯科大学歯科矯正学講座主任教授)2025年6月号)に支えられています。歯の」という弾力があって伸骨槽し伸びる側)には新しい骨が作られます。この繰り返しに 歯は、あごの骨(歯根と骨のあいだには、「歯び縮みする薄い膜があります。この歯根膜が、歯とあごの骨をしっかりとつなぎとめています。歯根膜は、矯正治療でも重要な役割を担っています。 ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置を使って歯に力をかけると、歯根膜が縮んだり伸びたりします。その結果、歯根膜の細胞が反応して、歯が移動しようとする側(歯根膜が縮む側)の骨が溶け、反対側(歯根膜がよって、歯は少しずつ動いていくのです。矯正治療では、なぜ歯が動くのでしょうか? そのしくみをみていきましょう。動かす歯(右へ)歯根膜歯根膜が縮む骨が溶ける歯根膜が伸びる骨が作られる歯根膜の幅が一定に保たれる歯は小さな力で徐々に動きます。まずは知っておこう矯正治療で歯が動くしくみ
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