お口の機能の状態を知ることが重要です。 このように食べるために必要なお口周りのさまざまな筋肉の働きを、「口こ腔く機き能の」と呼びます。 お口周りの筋肉は、手や足の筋肉と同じように、加齢とともに徐々に衰えていきます。さらに使わないでいると、衰えは一層進んでしまいます。そして食べこぼすようになったり、うまく噛めなかったり、滑舌が悪くなったりといった症状が現れてきます。こうした食べる・飲み込む・話すなどの複合的な機能の低下のことを「口腔機能低下症」といいます。 ご自分でその変化に気づいたり、早めに対策をとれればよいのですが、多くの方は「自分のお口は問題ない」と思っています。こうした衰えを予防するためには、まずはお口の機能の状態を知ることが重要です。そこで今、歯医者さんでは保険診療の範囲で検査ができるようになっています。それが「口腔機能低下症の検査」です。かたまり19となった食べ物を、塊のどの奥へと送り込む食道に送り込まれた食べ物は、胃へ送られる食べ物がのどを通過し、食道方向へと送られる2025年7月号軟口蓋気道に入らないようにするふたのようなもの(喉頭蓋)食べ物気道食道軟口蓋食べ物食べ物ごっくんもぐもぐ543舌舌うううあなたのお口の機能は
元のページ ../index.html#4