Quintessence DENTAL Implantology ─ 09026大特集臨床論文 日本人を対象とした永久歯の先天性欠如の疫学調査における発現頻度は10.09%とされ、これは何かしらの永久歯が欠けている患者が10人に 1 人の割合で存在することになる。その頻度は下顎で高く、欠損部位別では上から順に下顎第二小臼歯、下顎側切歯、上顎第二小臼歯、そして上顎側切歯となっており、第二小臼歯と側切歯の欠損が多いとされているが、これは臨床実感と相違ないだろう。一般的に男性よりも女性に多いとする報告もあるが、必ずしも性別で有意差があるとは限らない。 先天性欠如部位の状態はさまざまである。歯列によって、P. 8上田一彦P.64金成雅彦中村茂人新村昌弘相宮秀俊丹野 努P.14P.24P.34P.44P.54Index概 論 総 括永久歯の先天性欠如
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