QDT 2025年2月号
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QDT Vol.50/2025 February page 0216Kenichi Matsuda歯科医師:医療法人社団ハイライフ 大阪梅田歯科医院大阪大学大学院歯学研究科 有床義歯補綴学・高齢者歯科学講座 臨床准教授大阪府大阪市北区梅田2-6-20 パシフィックマークス西梅田2F松田謙一 連載 義歯臨床の成功率を高めるBPS─その理論とテクニックを整理する─連載70―その理論とテクニックを整理する― 前回はBPSの歴史をひもとき、なぜBPSが注目されるのか、どのような利点があるのかについて考察してみた。今回からはいよいよ具体的なBPSの理論と 概形印象採得はともすれば軽視されがちなステップであるが、その重要性は非常に高い。なぜなら、義歯が機能する上で重要な義歯外形にとって、個人トレーが及ぼす影響が非常に大きいためである(図1)。 筆者はよく“義歯の形態の8割は概形印象および個人トレーで勝負が決まっている”と表現しているが、テクニックを整理しながら解説するが、まずは1日目の臨床ステップ、“概形印象”に着目したい。決して大げさではない。どんなにテクニックがあろうとも、個人トレーの外形が悪いと良い印象は採得するのが困難となるし、逆に経験の浅い若手歯科医師であっても、個人トレーが適切であれば、それだけで大きな失敗なく印象を採得することができると考えられる。義歯臨床の成功率を高めるBPS義歯臨床の成功率を高めるBPSBPS概形印象第2回概形印象の重要性はじめに

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