QDT 2025年2月号
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QDT Vol.50/2025 February page 0217図1a~c 最終印象の形態は個人トレーによって非常に大きな影響を受ける。図2 義歯の印象採得の際には、補綴装置のマージン部に相当する口腔前庭部や舌側溝部などに注力して採得を行う必要がある。個人トレーが最終印象の形態に及ぼす影響補綴装置で特に重要な部位は“マージン部”abc採得時に注力すべき部位とは?第2回 概形印象 概形印象の重要性を理解した上で、もう一歩踏み込んで考えてみたい。無歯顎の概形印象において“特に重要な部分”はどこだろうか? おそらく多くの読者は「顎堤」と考えると推察される。むろん、顎堤は全部床義歯の主な支持域であり、採得しなければならない部位であることに間違いはない。しかしながら、クラウンの印象採得を行う場合、特にどこに注意して印象採得を行っているかを考えた時、それは、”補綴装置のマージン部”ではないだろうか。この原則は全部床義歯という補綴装置にも当てはまると言え、口腔前庭部や舌側溝、レトロモラーパッド部等が適切に採得できている必要がある(図2)。71

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