QDT Vol.50/2025 February page 0224択が重要になる。どの材料をどんな精度で加工したいのかによって選択すべきミリングマシンは変わる。実際に、導入後に思い通りの加工ができずに、ストレスを抱えたままミリングマシンを使い続けている方の話も耳にする。そんな状況を避けるためにも、メーカー任せではなく自分自身でミリングマシンを選択できる知識を身に付ける必要がある。そしてそのために必要な知識が、今回のテーマである安定性にも直結することから、ミリングマシンの要素と絡めて解説していく。を安定させることができないということになり、それはデジタルワークフローすべての精度が疑われる要因になり得る。そのため、高い安定性は可能な限り求めていかなければならないポイントとなる。藤松 剛株式会社 STF/京都府長岡京市開田2-1-5 とみふじビル3F株式会社 STF Tokyo/東京都台東区東上野6-23-5 第二雨宮ビル1F 101 前回は、ミリング加工で精度を求める際のポイントとして再現性についてお伝えした。今回は、もうひとつのポイントである安定性について解説していきたい。安定性とはつまり、CADデータどおりに安定して加工できているのかということである。できて当たり前と思われがちだが、意外とそう簡単な話ではない。 IOS(Intra Oral Scanner)などを用いたデジタルワークフローにおいて、精度を左右するのは加工の領域であると考えている。それには当然、ミリングマシンの選 筆者は、基本的にミリングマシンを導入してから廃棄するまでの期間、同じ精度で加工し続けることは物理的に不可能であると考えている。しかし、ミリング加工が安定していないということは、補綴装置の精度78第2回 デジタル化におけるミリング加工の重要性②安定性連載Road to ModellessⅡモデルレス時代に向けてデジタル機器を使いこなすためにはじめになぜ、ミリング加工において安定性が重要なのか
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