QDT 2025年7月号
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LEVEL NEXT STUDY CLUBリレー連載連載を始めるにあたってて観察するポイントは異なると考える。また、それらを達成するためには、補綴装置の材料選択を含めた色調・形態を再現するための知識・技術を有するだけではなく、チェアサイドとの連携も不可欠となる。そこで本リレー連載では、チェアサイドとの連携をベースにした臨床例に対するクリニカルなポイントと、ラボサイドにおける注意点やどのように考えて製作したのかというテクニカルなポイントを、6 名の若手から中堅世代の会員によって発表させていただくこととなった。 本連載が、読者の擬似的な臨床体験となり、日々の臨床のヒントを得ていただくとともに、歯科業界の活性化につながれば幸いである。LEVEL NEXT STUDY CLUB 会長:井上陽介(Iedition) LEVEL NEXT STUDY CLUBは、2024年 6 月に開催された日本・韓国・台湾の若手歯科技工士による世代間交流とアジアの審美歯科の発展を目的とした国際交流講演会 IFAA(Intergenerational Fellowship for Asian Aesthetics)Japan 2 nd Congressのオーガナイザーとして立ち上げられた。IFAA Japan 2 nd Congress後も、若手から中堅世代の歯科技工士が技術者、そして表現者として現在よりもさらに前進したステージへ向かうことを目的に、定例会やオンラインサロンを通じて知識と技術の研鑽、そして、それを正しく伝えるための経験を積むためのコミュニティとして活動を行っている。 本リレー連載においては、前歯部審美修復治療をテーマとして掲げた。前歯部審美補綴装置を製作するにあたり、患者の情報を的確に読み取り、そこから高い精度の審美の獲得を目指すという目的に変わりはないが、製作者によっ掲載予定(敬称略)第 1 回 伊藤彰規(伊藤企画)第 2 回 北村 悠(Citta eterna)第 3 回 小出俊介(T's Factory)第 4 回 山田修平(LIM dent studio)第 5 回 足立 成(カスプデンタルサプライ/カナレテクニカルセンター)第 6 回 倉本慎也(技巧庵)審美修復治療成功のためのプロセス

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