QDT 2025年11月号
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63第11回 BPSにおける人工歯の変遷と咬合様式アイデアをIvoclar Vivadent社(以下Ivoclar社)に持ち込み、さらなる研究開発を経て、SR Orthotypという人工歯として販売が開始されたのである(図2)。 つまり、臼歯人工歯の形態はまさにBPSにとって根幹となる要素のひとつであるといえる。臼歯人工歯形態の変遷 Ivoclar社の臼歯人工歯形態は歴史とともに変遷しており、図3のようにまとめることができる。以下にそれぞれの特徴について簡単に説明したい。BPSで用いられる人工歯の起源21図1 Ivoclar社の社内資料に掲載されTypodensとして紹介されている図。実際のSR Orthotypとは形態が大きく異なっている。図2 SR Orthotyp人工歯(旧形態)〔Ivoclar社ホームページより引用〕。①SR Orthotyp形態②SR Ortholingual形態③SR フォナレス typ形態同形態コンセプトは引き継ぎつつ審美性を高めるための形態アレンジ図3 BPSでよく用いられるIvoclar社の臼歯人工歯形態の変遷。BPSで用いられる臼歯人工歯形態の変遷QDT Vol.50/2025 November page 1375

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