段階①多職種参加型・多職種がかかわっているが情報交換は少なく,随時行われることが多い.・個別サービスの集合体となっている状態.・点の医療や介護サービス.段階②多職種連携型・多職種がかかわっており定期的な業務連携,情報交換が行われるが,あくまでも異なる組織が集合している状態.・線の医療や介護サービス.段階③超職種型連携・多職種がかかわっており,業務連携,情報交換がシームレスに行われる.・同一組織もしくはそれに準ずる状態.・面の医療や介護サービス.図1 多職種連携には3つの段階があり,連携の深さや質が段階的に向上していく.1.多職種連携の種類the Quintessence. Vol.44 No.3/2025—049789看護師薬剤師ST/PT/OT看護師薬剤師ST/PT/OT看護師ST/PT/OT薬剤師医師患者歯科衛生士医師患者歯科衛生士患者医師歯科医師歯科医師管理栄養士歯科医師管理栄養士管理栄養士歯科衛生士多職種連携の3つの段階 歯科訪問診療における医療や介護サービスの提供には,さまざまな職種が関与する.これらの職種間の連携の形態は,大きく“多職種参加型”,“多職種連携型”,そして“超職種型連携”という3つの段階に分けられる(図1)1,2.これらの連携の形態は,それぞれが異なる特徴をもち,連携の深さや質が段階的に向上していく.
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