ザ・クインテッセンス 2025年10月号
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* 1 東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野連絡先:〒980‐0872 宮城県仙台市青葉区星陵町4‐1* 2 宮城県勤務 北四番丁神田歯科・矯正歯科連絡先:〒980‐0011 宮城県仙台市青葉区上杉1‐17‐20‐3F* 3 大阪府勤務 Nao 歯科・矯正歯科連絡先:〒530‐0001 大阪府大阪市北区梅田2‐2‐2‐4F第 3 回 シェードマッチングのサイエンス②:資料採得2 nd visit1 st visit連載115CR 修復の治療工程はじめに1 .治療の説明と同意の取得・検査,診断・治療説明,同意取得・歯面清掃・口腔内写真撮影───シェード選択・印象採得───診断用ワックスアップthe Quintessence. Vol.44 No.10/2025—2093・積層充填操作・シェード適合確認 ☞問題なければ最終研磨 ☞問題あれば再充填河阪幸宏* 1 ,2 /南野卓也* 3図 1 CR 修復においては,一度の来院で治療が完結することは少ない. CR 修復において,適切なシェード選択は治療の成功を左右する重要な要素である.そのため,充填前に事前のアポイントをとり,資料採得を行うことが推奨される(図 1).このプロセスにより,治療計画の精度を高め,安定した治療結果を得ることができるだけでなく,術後の結果に対する正しいフィードバックを行うことが可能になる. 今回は,筆者らが行っている資料採得の内容およびシェード選択のテクニックを紹介する. 患歯の検査,診断を行い,CR 修復の適応の可否を判断する.患者には,セラミック治療と比較したState-of-the-ArtAnterior Direct Restorations:Science, Art, and Perfection3 rd visit前歯部 CR 修復を極める

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