デンタルアドクロニクル 2025
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ペリオマネージメントエンド矯正(アライナー含む)補綴・咬合インプラント予防デジタル歯科会長 高橋徹次 Tetsuji Takahashi高橋徹次IPOI学会会長の就任 2025年1月、糸瀬正通終身名誉会長、水上哲也名誉会長の後、高橋徹次氏が近未来オステオインプラント学会(以下、IPOI学会)会長に就任しました。IPOI学会の創成 本学会は、インプラント治療を真摯に取り組む臨床系の学会です。初代会長の糸瀬正通終身名誉会長と意思をともにする幹部の先生方の熱意と努力により1999年にセミナー受講者を中心に設立されたICG研究会を前身とし、2003年にさらに発展した形となったIPOI臨床研究会を経て、国民の健康増進に寄与する団体の特定非営利活動法人(NPO)となりました。現在会員数は、約591名(2024年12月時点)を有し、北海道から沖縄に至る会員と7ブロック16支部によって構成されています。IPOI学会の方針 会員の多くが開業医であり、インプラント治療の技術向上のため、研Wang等)、一昨年秋から再開した「ハンズオンインプラントベーシック4ヶ月コース」等を行っています。また、各支部で支部会、支部学術大会、年次学術大会の演者選出、外部講師の講演会等もあります。IPOI学会の活動予定 今年は、イベントが目白押しです。5月は、AO台湾ミーティングで吉野晃氏と船木弘氏のお2人が当学会代表で講演予定です。7月には、沖縄で年次学術大会と福岡でDr.Hom-Lay Wangのハンズオンセミナーを開催予定です。9月は、今年も「ハンズオンインプラントベーシック4ヶ月コース」を予定しています。 これからインプラント治療に本格的に取り組みたい先生方が入会されるには絶好の年かと思います。 知識や技術の向上と臨床への自信を高められますので、是非ご入会もお待ちしております。鑽と新しい知見を共有しています。特に日常臨床でインプラントを有効活用し、予知性を高め、安全性確保のために分野を超え、保存治療や歯周治療、咬合、審美、矯正等、関連領域の知識や技術の向上にもつとめています。私達は、インプラント治療部位以外の天然歯の治療にも目を向け、基本的な臨床レベルを向上させつつ治療に取り組むことが大切と考えます。インプラントのみならず、咬合機能の回復、QOLの向上は国民の健康寿命の向上につながるものと確信しております。IPOI学会の活動 活動としては、年次学術大会(特別講演・会員講演・ブロック代表講演・韓国、台湾、中国のアジア圏の歯科医師も講演)、海外研修(米国ノースカロライナのシャーロットで開催のAOで金成雅彦氏が基調講演・ミシガン大Dr.Hom-Lay Wangの特別レクチャー等)、Web上の海外・国内演者の講演会(Dr.Pierpaolo Cortellini・Dr.Francesco Amato・Dr.Hom-Lay 臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!BasicAdvance講師が語るプロフィール 1987年明海大学歯学部卒業。歯学博士。1993年釧路市開業。日本口腔インプラント学会 専門医 指導医。日本顎咬合学会 認定医 指導医。2008年日本顎咬合学会優秀論文賞。2012年日本口腔インプラント学会優秀論文賞。 2025年1月近未来オステオインプラント学会会長就任。108本学会は、インプラント治療に必要な基本手技と基礎知識を学べるハンズオンインプラントベーシック4ヶ月コースのほか、本会主催の講演会、年次学術大会、海外講演や研修も開催。今年は海外研修や海外演者のハンズオンを開催予定(次頁参照)。認定証授与式特定非営利活動(NPO)法人近未来オステオインプラント学会

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