デンタルアドクロニクル 2025
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す(図4料3参,口,出歯(D該当項目C項目B分類A機能両手の親指を揃え,顎の真下からぐっと圧迫します.CHAPTER2 口腔機能に対する取り組みの実例から学ぶ鈴木宏樹唾パタカは□□□□□□□□□□□□□口腔機能発前述のて変わるとおり,口ので,腔機能達不全症の評価以下の獲のよう得状況に離は年乳完了前後齢によっで異なる●離乳完了前・チェッ食べるして口唇クリス機能と離乳完閉鎖の哺乳,して評価了前)離乳「口腔機能発達不全症,そのの評価他の,話機能としてす機能と体格,口ェックリス離乳完了前)・食べる機①哺乳:先舌小帯ができて天性の異常いる能の評価先天歯の有か無を確乳時生歯②離乳:ます.かも確認乳歯また,の萌出前食事の際に離乳します.認し間有無また乳ます.乳量と授乳唇・歯首をし回数にを開始しにスプーていンを舌る場合,で押し出槽の形っかり態異ついてチェ口に含ックし常の有無,むことます.首の据す状態わりをになってい確認しない・話す機①構音機能の評価能:口唇閉鎖・その他機①栄体格応じて,能の評価極カウプ端な身指数長やによる②その他:口特に口かをチ腔周囲にみ腔周囲ェックける行認し動や口ます.します.の中に指を触診しられる不全の有無を確認しま安静時の口唇閉鎖の有無体重評価をの異常行いがないます.かを確認敏口唇探索の有無を確認指で口唇などを反射やの近くを入れ吸啜します反射のると吸刺激い付します.必要にた残存がすると頭く行動を回がみら始ない反射,かどうして追れるいかかも確クリス離乳完了前機能の評価その他につい参考文り引用改変評価方法が設定されています.腔周囲の過資敏の有照無を評価しま巻末付録:A機能B分類哺乳食べる離乳話す構音機能栄養(体格)その他口腔機能発達不全症ェッ    ⾆苔付着咬合⼒⾆⼝唇運動オーラルディアドコキネシス健口くん ハンディ他す(養(図4 「その他5秒キープ下向きにこでお図22a 口腔乾燥:唾液腺マッサージの方法.大唾液腺である耳下腺,顎下腺,舌下腺に対してはマッサージによる唾液分泌促進が有効である(参考文献6を基に作成/参考文献7より引用改変).・低下した口腔機能に適応していない義歯が入っている・唾液量の減少により,さらに義歯の安定や嚥下機能が悪くなっている可能性がある・嚥下機能が低下しており,舌骨上筋群の筋力低下が示唆される巻末付録CHECK!1822.005.65.85.824.3142第1弾も好評発売中!CHECK!問題点口腔機能精密検査 記録用紙評価項⽬⼝腔衛⽣検査項⽬⼝腔乾燥細菌数⼝腔湿潤度咬合⼒検査残存歯数⾆圧⾆圧検査咀嚼能⼒検査咀嚼機能咀嚼能率スコア法嚥下スクリーニング検査嚥下機能⾃記式質問票該当項目が3項目以上で「⼝腔機能低下症」と診断する.・低体重 ,低栄養・咬合力,咀嚼能力があるのに食べることができていない5656P035-060_kinou2_ch2-1.indd 56ADLは自立しており理解度も良好であったため毎日訓練を実施されていました.耳下腺舌下腺顎下腺C-1 先天性歯があるC-2 口唇,歯槽の形態に異常がある(裂奇形など)C-3 舌小帯に異常があるC-4 乳首をしっかり口にふくむことができないC-5 授乳時間が長すぎる,短すぎるC-6 哺乳量・授乳回数が多すぎたり少なすぎたりムラがあるなどC-7 開始しているが首の据わりが確認できないC-8 スプーンを舌で押し出す状態がみられるC-9 離乳が進まないC-10 口唇の閉鎖不全がある(安静時に口唇閉鎖を認めない)C-11 やせ,または肥満である(カウプ指数で評価)*1 現在  体重    g 身長     cm 出生時 体重    g 身長     cm カウプ指数:      C-12 口腔周囲に過敏があるC-13 上記以外の問題点※食べる哺乳耳の付け根に手を当て,円を描くようにマッサージします.下顎の骨の内側の柔らかい部分に親指を当て,骨に沿って後ろから前に向かって押します.離乳話す構音機能栄養(体格)手は上に向かって押す喉仏のあたりに力が入っていることを意識する②おでこを下に向け,手のひらは上に向かっておでこを押し戻すようにして5秒キープその他①おでこに手根部を当てますします ※:「上記以外の問題点」とは口腔機能発達評価マニュアルのステージ別チェックリストの該当する項目がある場合に記入する*1:カウプ指数(6歳未満の幼児) {体重(g)/身長(cm)2}×10で評価図2 「口腔機能発達不全症」チェックリスト(離乳完了前)(参考文献2より引用改変).57572024/10/28 12:00118P115-143_kinou2_chap3.indd 118治療方針88.8・加齢により生じた口腔機能の問題に対して,口腔機能訓練(嚥下おでこ体操,唾液腺マッサージ)を指導(巻末付録:B,K参照)・欠損による器質的な問題に対して口腔機能に配慮した義歯を作製501.9●口腔機能訓練指導のポイント 口腔機能精密検査で該当した口腔乾燥に対して唾液腺マッサージ,嚥下機能低下に対して嚥下おでこ体操を指導しました(図22).年配の患者でしたが,この症例はこう対応した!原因対応策APPE_P035-060_kinou2_ch2-1.p22.pdfト(」チト(,授)の,哺):).,過.ま,原120」チト()のて(献2よP115-143_kinou2_chap3.indd 1202024/10/28 14:54APPE_P115-143_kinou2_chap3.p6.pdf口腔機能発達不全症の診断 口腔機能発達不全症の診断には,口腔機能発達不全症に関する基本的な考え方2に示されている評価項目を使用します.成長の段階に応じて評価基準が異なり,離乳完了前後で評価基準が分けられていま 離乳完了前は,チェックリスト(図2)(巻末付録:資料1参照)のうち「食べる機能」,「話す機能」の項す.「口腔機能発達不全症」チェックリスト(離乳完了前)APPE_P035-060_kinou2_ch2-1.p23.pdf目で2つ以上の該当項目があるもの(C-1〜9のいずれか1つを含む)について口腔機能発達不全症と診 離乳完了後は,チェックリスト(図3)(巻末付録:資料2参照)のうち「食べる機能」,「話す機能」の項目で2つ以上に該当(C-1〜6の中のいずれか1つを含む)場合に口腔機能発達不全症と診断します.断します.APPE_P115-143_kinou2_chap3.p4.pdf評価法/使⽤機材TCI基準値≧50%  月  日 口腔内細菌カウンタ≧レベル4 (3.162×106CFU/mL以上)口腔水分計ムーカス他サクソンテストデンタルプレスケールⅡ口腔機能モニターOramo-bf(オラモ)<27≦2g/2分フィルタあり<350Nフィルタなし<500N<375N<20本<6回/秒舌圧測定器グルコセンサーGS-Ⅱ咀嚼能力測定用グミゼリー<30kPa<100mg/dLスコア0, 1, 2 ≧3点EAT-10聖隷式嚥下質問紙≧A1項⽬該当項目数:5図21 初診時の口腔機能精密検査結果.口腔衛生,口腔乾燥,舌口唇運動,舌圧,嚥下機能の5項目で口腔機能低下症に該当した.・口腔機能に適応し,安定した適合の良い義歯を作製する・低下した口腔機能に対し必要な口腔機能訓練を指導する図22b 嚥下機能低下:嚥下おでこ体操.シャキア訓練と同様に舌骨上筋群の強化を目的として行う.高齢者はシャキア訓練の実施が困難なことが多く,筆者は嚥下おでこ体操を指導することが多い(参考文献7,8より引用改変).2024/10/28 12:00P035-060_kinou2_ch2-1.indd 57121).)(119).2024/10/28 14:54[監著]鈴木宏樹/松村香織[著」安藤壮吾/相宮秀俊/押村憲昭/稲吉孝介 吉岡和彦/中尾 祐/馬場 聡 川西真裕美/吉村聡美 CHAPTER1 歯科で口腔機能をみることの重要性 CHAPTER2  口腔機能に対する取り組みの実例から学ぶ CHAPTER3  口腔機能発達不全症について 付録  説明用シートなど11枚●サイズ:A4判変型 ●152ページ ●定価8,800円(本体8,000円+税10%) 『患者さんにしっかり説明できる口腔機能低下症読本』に続く第二弾として,口腔機能低下症・口腔機能発達不全症の基礎知識,検査や口腔機能訓練法などをわかりやすく解説! 「口腔機能訓練 患者説明シート」と「口腔機能発達不全症 チェックリスト」の付録付きで,口腔機能管理の取り組みに役立てられる.さらに実際の症例も満載で,臨床に活用しやすい仕様となっており,高齢者および小児の口腔機能を学びたい歯科医療者必読の1冊.➡ 詳細は裏面にCHAPTER2では実際の症例から基本知識,検査の流れ,指導方法,取り組みまで把握できる!CHAPTER3では「口腔機能発達不全症」の診断と評価がわかる!CONTENTS125切り離して使える の便利な付録付き!11枚「口腔機能訓練」の説明に使える患者用シートと「口腔機能発達不全症」の診断で使えるチェックリスト!「口腔機能管理」を臨床で即実践できる!

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