デンタルアドクロニクル 2025
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【問合せ先】株式会社World-CleanAir〒104-0014 東京都港区芝4-5-12-901Tel:03-4520-1845 Mail:info@w-c-air.com【各先生へのインタビュー動画】加部聡一東京都勤務加部歯科医院山﨑長郎先生れ歯科医師みずからが3Dプリンターを使って、技工作業をしなければならない可能性もありますよね。もちろん、そうならないことを願っていますが、そうするとそのニオイや健康被害の問題により注目が集まることになるでしょう。山﨑:こうしてお話を聞くと、“Air Future”は歯科では診療室ももちろんですが、院内の技工室や歯科技工所での使用メリットがより大きいように感じられますね。今後の歯科界において、3Dプリンターがよりポピュラーになるのは間違いありません。その時、“Air Future”がこれとセットで語られる未来を期待しています。室田:ありがとうございます。今後は歯科医院様はもちろん、歯科技工所様にも積極的にその良さをお伝えしていきたいと思います。山﨑:皆さん、本日はありがとうございました。Future”は「吸引式」ではなくフィルターレスですから、その意味では当然、水洗や交換もありません。しかし、本製品の下部にはファンを保護するための小さいフィルターが入っており、このフィルターは3~6か月に1度、清掃していただく必要があります。しかし、あくまで保護用のフィルターなので、そんなに汚れることはありませんし、サッと埃を落としていただく程度です。ランニングコストとしては、イオンを発生させる素子を3年半~4年に一度、交換していただくのみです。西山:本体の稼働時間や使用法で、発生素子の寿命は変わるのでしょうか?室田:運転モードでの変化はありません。常時稼働させつづけると、3年半~4年での交換が必要になります。 ちなみに、“Air Future”を弱モードで1年間使用し続けた場合の年間消費電力は約6Wで、これは2024年の電気料金で約1,500円程度となります。山﨑:昨今の歯科界では、デジタル化が進んでおり、さまざまなデジタル機器がありますよね。なかでも、模型やテンポラリークラウン、オーラルアプライアンス、アライナー型矯正装置製作等で3Dプリンターを導入する歯科医院や歯科技工所が増えつつありますが、その使用時のニオイが問題となることも増えているようです。吉田:私はオーラルアプライアンス製作等で、技工作業を自分で行うことがあり、3Dプリンターを複数台所有しています。山﨑先生のおっしゃる通り、3Dプリンターの稼働時に使用するレジンや、洗浄時のイソプロパノール(IPA)のニオイは強烈で、以前は技工作業を行った翌日は、技工室のみならず歯科医院全体にそのニオイが充満していました。 そういった強烈なニオイだと、一般的な空気清浄機だけでは太刀打ちできず本当に困っていたのですが、“Air Future”をターボモードに設定して使用すると、数分でそのニオイも消えてしまいます。西山:ニオイも問題ですが、そういった材料から発生する有害物質を吸い込むことでの健康リスクも怖いですね。室田:おっしゃるとおり、3Dプリンターが普及するにともない、それに使用するレジンやIPAなど、人体に有害な物質を吸い続けてしまうというリスクも高まります。歯科器材メーカーや、歯科医師、歯科技工士の方々にとって、そのリスクをどう抑えるかというのが今後の課題になると考えています。 最近、弊社では有害物質を数値化する機器をみつけまして、社内で実験を行っています。その実験では、レジンの粉塵だけで1,000ppmの値が観測されていたのですが、“Air Future”のスイッチを入れて3分で100ppmまで数値が低下しました。ですので、歯科技工士や技工作業をされる歯科医師の方々の健康リスクの低減に有効であると考えています。吉田:先日、歯科材料メーカーの方々を前にして、3Dプリンターの作業を実演する機会がありました。その際、われわれよりも製品を動かす機会が多く、そのニオイに慣れているであろうメーカーの方々が「なんだか今日、今までと違いますね」「レジンの嫌なニオイがしなかったですね」と言っていて、あらためて“Air Future”の効果の大きさを実感しましたね。 今、歯科界は歯科技工士の人口減が問題になっており、将来的にはわれわ3Dプリンター+“Air Future”西山英史東京都開業西山デンタルオフィス問い合わせフォーム西山英史先生吉田茂治先生131Air Future×山﨑長郎×加部聡一×西山英史×吉田茂治

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