「アウトソーシングアライナー」、科研究会」を開催した。この数年はビデオ講演がおもだった海外演者が全員現地にて登壇し、いっそうにぎやかな講演会となった。 ひとことにアライナーといっても、外部企業に製造を依頼する熱成形器や3Dプリンタを自院に備え、歯科医師や歯科技工士が樹脂材料から製造していく「インハウスアライナー」に分類される。これまで長くアウトソーシングアライナーによる治療を扱ってきた本会であるが、タイトルからもインハウスアライナー臨床へ大きく舵を切ったこととなる。 本会ではまず、JAAOのこれまでの来し方を主宰の尾島氏がプレゼンテーションし、新たに歩みを刻む次のフェーズの強力なパートナーとして、Graphy社(韓国・ソウル)CEOのUn-Seob Sim氏を紹介した。また自らのメンターである菅原準二氏(宮城県開業)の持論「どんなに新しいコンセプトでも、同じように10年続けていた これまで10年にわたり、国内外のアライナー矯正治療に関する知見とイノベーションを聴衆と共有してきたJAAOであるが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる移動制限、海外渡航制限を経た今回、満を持して「Shape Memory Aligner Asian Summit 2024」併催にて「第1回 日本インハウスアライナー矯正歯歯科界大注目スタディグループ2025 巻頭特集3第1回日本インハウスアライナー矯正歯科研究会の開催趣旨を述べる尾島氏。尾島氏のメンターである菅原準二氏(宮城県開業)。研究会のこれまでの活動を振り返りつつ、今後の展望について語る本会主宰の尾島賢治氏。開会式に登壇したGraphy社CEOのUn-Seob Sim氏。47シェイプメモリーアライナーを中心にインハウスアライナー矯正治療の知見を共有
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