著:Dennis P. Tarnow/Stephen J. Chu監訳:鈴木仙一/森本太一朗/脇田雅文翻訳統括: 松成淳一/五十嵐 一/新井聖範翻訳:安倍稔隆/石井宏明/石井佑典/今井 遊/落合久彦/鈴木淑乃/長尾龍典/中島航輝/藤田 裕/毛利国安A4判変型 240ページ2024-11-10発売定価 24,200円(本体 22,000円+税10%)モリタ商品コード 208050982鈴木仙一JAID顧問神奈川県開業:医療法人社団ライオン会引用件数の多い論文です。また、プラットフォームスイッチングインプラントの場合、インプラントとインプラントの距離が、プラットフォームスイッチングではないインプラントが3mmであるのに対して、2mmで良いということのエビデンスも検証されました。 臨床において非常に有益で大事なエビデンスの数々をつくり上げた天才であるといっても過言ではないと思います。本書においては、前歯部、特に抜歯即時インプラントにおいていかに審美的にインプラントを埋入し、長期的な成功を得るということが理解できる内容になっています。 審美歯科の巨匠であり、世界一引用件数が多い論文をもつコロンビア大学教授のDr. Dennis Tarnowとニューヨークで同じSDNY Dentalチームで補綴担当のニューヨーク大学教授Dr. Stephen Chuの力作である『The Single-Tooth Im-plant』の日本語版を上梓する運びとなったことは、このうえない喜びであります。 日本語版を上梓するにあたり、私のメンターであるターナー先生に直接、注意点などアドバイスをお伺いしたところ「No one better」とのお言葉をいただき、より身の引き締まる思いでした。コロナ禍前までは、20年以上の長きにわたり毎年、ターナー先生の講義は少なくとも1年に1回はニューヨーク、あるいはその他の国で拝聴していましたので、つねづねターナー先生の理論が教科書になったら良いのになあと思っておりました。そのため、本書は満を持して上梓されたという感想です。 歯科医師が一度は耳にしたことがあると思われる歯のコンタクトポイントと歯槽骨頂の距離が5㎜以内であれば、ほぼ100%の確率で歯間乳頭が出来るということをエビデンスにした1992年にローンチされた「The effect of the distance from the contact point to the crest of bone on the presence or absence of the interproximal dental papilla」が世界一JAID特集 66書籍製作活動『シングル・トゥースインプラント』
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