鼻は、使えばとおる鼻炎の症状軽減にムリなく&おトクにマウステーピングょう上じ咽い頭とケアを日本人の10人に8人は、自分では気がつかないうちに口呼吸をしているといわれています。とくに、寝ているときは体の力が抜けて筋肉がゆるむので、無意識にお口が開いてしまうかたが多いのです。睡眠中の口呼吸は、お口の中が乾くだけでなく、す。この寝ているときの口呼吸を体にさまざまな不調を引き起こしま〝簡単かつ確実に〟鼻呼吸にしてくれるのが、お口にテープを貼って寝る「マウステーピング」です。当院では、口呼吸をしている患者さんには必ずマウステーピングをすすめるのですが、患者さんのなかには「寝ている間にテープが取れてしまい、マウステーピングができない」というかたがいらっしゃいます。いくつか理由があります。マウステープが取れてしまうのにはまず考えられるのは「口を開けようとしてテープがはがれてしまう、自分でテープをはがしてしまう」ことです。人は起きているときも寝ているときも、口を閉じて鼻呼吸をするのが基本です。でも長年、口呼吸で寝ていた人は、テープを貼ってもテープを長めに貼る開こうとしてはがれたり、自分でテ口呼吸をしようとするので、お口をこの場合はテープを縦に2本貼っープをはがしてしまいます。たり、幅広のテープを使ってみるなどして、根気強く試してみましょう。1週間もするとマウステープを貼ることに慣れてテープがはがれにくくなります。バッテンにしてテープを貼る次に考えられる理由は「テープを貼る部分に化粧水やクリームを塗っている」ことや「髭ひが伸びている」ことです。化粧水やクリームを塗っているとテープがはがれるだけでなく、お肌がかぶれてしまうこともありますので、テープを貼る部分には何も塗らないことをおすすめします。第25回鼻炎の症状が軽減炎)を起こし、これがアレルギー反応を起こす原因になっていることがあります。マウステーピングや鼻うがいなどの「上咽頭ケア」を続けると、通年性アレルギー性鼻炎や、毎年繰り返していた花粉症の症状が出にく改善するからです。くなります。これは上咽頭の炎症が鼻炎を改善するためには、起きているときの鼻呼吸も大事です。寝ているときに口呼吸をしがちなかたは、起きているときにも口呼吸をしていることが多いので、舌を上あごにつけて鼻呼吸を意識しましょう。島長野県●なかじま歯科医院院長第13回テープがはがれない工夫ムリなく&おトクにマウステーピング「アレルギー性鼻炎」は、花粉やハウスダストなどの「アレルゲン」を吸い込むことで身体に起きるアレルギー反応です。アレルギー性鼻炎には、毎年同じ時期に症状を起こす「季節性アレルギー性鼻炎」(花粉症)と、ハウスダストやダニなどによって起こる「通年性アレルギー性鼻炎」の2種類があり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出ます。日本人の2人に1人が持っているといわれ、アレルギー性鼻炎をお持ちのかた今や国民病ともいわれています。は、鼻がつまりやすくなるので、口呼吸をしがちになります。するとお口の中が乾きやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが上がります。そんなかたには就寝中の口呼吸を予防するためにマウステーピングをすすめるのですが、「私は鼻炎なので、鼻で息ができません。口にテープを貼ったら息ができなくなるから無理です」と断られることがあります。ところが実際は、そのようなかたでも、マウステーピングを続けると鼻がとおり、鼻呼吸ができるようになります。長年、鼻炎のあったかたがマウステーピングをしたところ、その翌日から両鼻がとおっていて驚当院の患者さんで鼻炎のあるかたかれることもあります。に、鼻を上から片側ずつ指で押さえて息ができるかどうかを試してもらったところ、両鼻がとおらないかたはあまりいませんでした。「あなたは鼻炎です」と医師にいわれると、「自分は鼻がとおりにくい。口で息をしないと苦しくなる」と思い、無意識に口呼吸をするようになってしまうようです。鼻は使えばとおるようになるのですが、口呼吸で鼻を使わないと、鼻のなかの粘膜が腫れて、鼻がとおりにくくなってしまいます。これまでの連載でお伝えしましたが、つねに口呼吸をしていると喉のの奥にある上咽頭に炎症(慢性上咽頭夜間にテープがはがれてもあきらめないで!じゅんなかじま年アレルギー性鼻炎があった50代の看護師さんにマウステーピングをすすめたところ、「私はハウスダストのアレルギーなので、マウステーピングをしてもよくならないと思います」とおっしゃいました。アレルギーは体質なので改善することは無理だとお考えになったようです。ところがマウステーピングを続けたところ鼻炎は改善し、「いつも鼻がとおり、頭がすっきりしています」と喜ばれました。・言語センター師は、慢性的な吸をしていましところ「薬か手方法はない」とを受ける代わりてみたところ、1ぎ取ってしまいまテープが取れなくに鼻が通るように髭が剃れない場合2024/12/11 10:46せいめいげいこうげい」と「迎めい明こう香2024/12/11 10:46p006-007_nico01_mouthtape.indd 62025年1月号p006-007_nico01_mouthtape.indd 7イラスト 佐々木一澄/飛田 敏代の女性は、朝の鼻炎症状に悩まされていました。鼻炎があるかたでは「モーニングアタック」といって起床後から、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出ることがあります。ところがこのかたもマウステーピングを続けると、朝起きたときから鼻がとおりやすくなり、モーニングアタックも起きにくくなりました。マウステーピングや鼻うがいを続けていると、くしゃみや鼻水が少なくなり「ティッシュペーパーが減らなくなった」とおっしゃるかたもいます。文 中鼻閉改善に効果的なツボが2つあります。せい「睛」です。晴明は鼻の付け根付近の両側に、迎香は小鼻の膨らみ部分の両側にあります。なかじま・じゅんこ歯科医師。長野県出身。松本歯科大学卒業、同大学口腔外科学第一講座入局。陸上自衛隊歯科医官(3等陸佐)を経て、なかじま歯科医院を開業。歯学博士、経営学修士(MBA、マサチューセッツ大学)、ケアマネジャー、息育指導士、認定フェムテックシニアエキスパート、日本法歯科医学会評議員。著書に『更年期の壁 あなたの不調は口呼吸が原因かも!?』(三和書籍)、『世界一簡単な驚きの健康法 マウステーピング』(幻冬舎・共著)、『女性歯科医師29人の診療と横顔』(日本歯科新聞社・共著)。幅広のテープを使用するテープを縦に2本貼るなかじまじゅん文 中簡単にできて害のない健康法「マウステーピング」。お口にも全身にも“おトク”な“いいこと”があるんです。Episode鼻炎の症状が改善!2025年1月号より鼻づまりを軽減するツボ40睛明迎香健康こ潤子どんう長766げ健康潤子こ 簡単にできて害のない健康法「マウステーピング」。お口にも全身にも“おトク”な“いいこと”があるんです。島長野県●なかじま歯科医院院長イラスト 佐々木一澄/大高郁子マウステーピングはとっても簡単!取れにくくなるマウステープの貼りかたテープが取れやすい場合中島潤子2024年1月号よりている連載『ムリなく&おトクに健康マウステーピング』人気の連載から2種類を抜粋!!毎月読みたい!だれかに話したくなる!患者うけまちがいなしの健康法!
元のページ ../index.html#7